2012/08/06 Mon
昨年、2011年7月24日にテトがGIST(ジストー消化管間質腫瘍)の切除手術を受けて丸っと1年経ちました。
結局イマチニブの服用も無く、毎月のエコー検査でも異常が見つかっていません。

どこから書けばいいのか?テトは現在12歳と7ヶ月。(2000年1月11日生まれ)
9歳を超えた頃から3ヶ月置きの血液検査をしてきました。でも何の異常も無くきていました。
(ここからはテトの宇宙からの転載も含む)

異常を起こしたのは2011年7月6日。
その頃は晩ご飯の時間を午後3時にしていたのですが、その後散歩前に『外に出たい』というので出してあげると下痢でした。でもコンビニ袋に受け止めたそれはコールタールのようにどす黒いもの。コンビニ袋に1/3ぐらい、ずっしりとしていて、色は黒っぽいけど袋にはねたものが赤いから『血?』っておもったけど、信じたくない気持ちも手伝ってか、きっとこういう色のものを食べたから(この日の食事はオージービーフのもも肉、おやつにマグロのジャーキーを食べてた)だよね。って思う事にした。でも、それから数時間後。自分で庭に出ていって、帰ってきたテトがちょこっと元気なく見えたので、庭に出てみると、また大量の下痢が。今度はトイレットペーパーで取ってから、水で流したんだけど、ペーパーについたものも、流した水の色もまさしく血の色だった。これを少し袋につめて、近所の病院へ行った。
初めて行く病院だったんだけど、家から近く、評判もいいので行こうとおもってたところ。対応はほんとによく、検査もちゃんとしてくれた。でも病院へ付いてから、2度も吐いて、どっちも血(&食べたお肉)。。。
レントゲンの結果、何か腫瘍らしきものは見当たらない。血液検査の結果も全く異常がない。CRPという血中の炎症を示すものも0.1と低いものだし、貧血も起こしてない。検便でも何にも見つからない。
抗生物質とかいろんな注射をしてもらって、薬をもらってとりあえず様子を見る事に。
次の朝、また血便。でも、体内に残ってたのかもしれないし。とおもい、それから数時間後の朝食をあげて様子をみることに。するとその日1日なんにも起こらなかった。
きっと大丈夫だ!とおもった次の日の夕方。夕食後(時間は早い。午後3時ぐらい)量は減ったけど血便。夕方病院が開いてから連れてくことにした。でも、院長先生は手術中で他の先生が診察してくれた。やっぱりコールタールのような便をしたことを伝えたけど、吐き気がなかったからよくなってると言われた。
2年前に遡るんだけど、フクスケがやっぱり同じような症状で1週間入院したことがある。最初は食事はダメで点滴のみだったのを思い出した。
先生に、『やっぱり血便も出るし、胃腸を休ませたほうがいいから食事をあげずに点滴をしてもらったほうがいいですよね?』と言ってみたけど、よくなってきたからこのまま薬だけでいきましょう。ということだったので、もう何も言えなかった。
そしてその日の夜も血便した。

次の朝、すぐに横浜へ出発した。みなとよこはま動物病院。もう3年半も行ってなかったんだけど、やっぱりここしかダメだって思った。
夜した便を見せると、先生もここまでヒドいのは見た事がない!っていう程のものだった。そこで、これは血便なんてものじゃないね。下血だね。と言われました。血液検査をすると、重度の貧血。CRPも1.4と上がっていました。でも、3ヶ月前の血液検査でも、下血した当日の血液検査でも貧血はなかったことを伝えると、腫瘍は考えにくいということ。腫瘍の場合だと、見た目には分からないぐらいでも、いつも便に血が混じったりして、慢性的な貧血になるらしい。フクスケは内視鏡検査をしたけど、この子たちは内視鏡検査をするとなると、全麻になるからこれはしなかった。おそらく、細菌によって、腸の広い範囲に炎症を起こしてるんじゃないかということだった。でも、この先熱が出たりすると危なくなるらしい。とにかく腸を動かさなくすることと、止血、細菌を殺すための殺菌等々・・・点滴と注射で入れてもらった。そして次の日も来ることになった。

そして病院へ。血液検査の結果、少しだけ貧血は改善してたけど、まだまだ重度の貧血。もう下血も吐き気も止まっていた。CRPは3.4に上がってた。でもこれは想定内だということ。でも心配なので、テトだけ高いんじゃなくって、これが普通のことなんですか?って聞くと、あっさりと『普通のことです』という返事!腸内が弱って、腸内から腸外へ浸透してしまうらしい?(と言ってたような。。。)それでこの数値が上がるらしい。そしてまた点滴と注射を打って、薬をいっぱいもらって、体調が変わらなければ3日後に来ることになった。この日の夜から薬が始まるから、食事もほんの少し(1日3回、ササミのおかゆ)あげることになった。

家に帰ると調子がいい!ローリングはするわ、庭に誘うわ、オヤツをねだるわ(もちろんあげないけど)で大変!結局、一度もうんちょちょをしなかったので、下血はもちろん無く、吐き気もなかった!
そして今日病院へ。ドキドキの血液検査。貧血は少し改善して、38%台まで回復!CRPも0.6まで下がってた!ということで、今回は点滴はしずに、薬も量が減った!まだうんちょちょが出ないと心配ではあるけど、よくなってることに間違いない!


と、最初は下血でGISTの症状が現れました。でもGISTがみんなこういう症状ではありません。
テトのGISTは小腸原発だったからみたいです。(これも人のGIST掲示板で知りました)
そしてGISTは血液検査ではわかりません。慢性的に血便(人の目にみえないぐらいの)があったわけでもないので、貧血もまったくありませんでした。下血の当日の血液検査でも貧血はありませんでした。
下血の当日も普通に川で泳いで元気だったし、テトが調子悪いなっておもったのは下血した後、病院で検査した時だけでした。食欲もあるし、全く普段と変わりなく元気でした。

シ#12441;スト絵01
テトのジストのイメージはこんな感じ。
図1のように発症してから数年ぐらい経ったのでしょうか?

図2のように腸の外側にくっついてる感じでしたが、実際は腸管の間(腸の内側と外側の間の筋肉層の部分)に出来たのが外側の腸壁を破って大きく成長していた。
下血したので、もしかしたら内側の腸壁も破ったのかもしれません。勝手な想像ですが、いま思えば下血は腫瘍からの出血ではなく、腫瘍が腸を突き破ったため腸自身が傷ついて出血したものと思われます。
テトの腫瘍は一番長いところで9cmあったとおもいます。女性の拳をひとまわりかふたまわり小さくしたぐらいの細長いもの。


<まめ知識>
GISTも悪性腫瘍でガンに分類されます。しかし一般的な癌とは全く別もののようです。
一般的な癌は腸壁に出来るのですが、GISTは図1のように消化管の中にできます(だから消化管間質腫瘍っていうんですね)。大雑把な分類としては肉腫になるようです。
そして一般でいうガンは正常な細胞とガン細胞が同じ場所で存在して増殖するのに対してGISTは正常な細胞とガン細胞が入り交じりにくいそうです。ということから外科手術で取ってしまうのが一番効果が期待できるようです。

原因はもちろんわかりませんが、GISTはある特定のタンパク質が変異を起こしてできるものだそうです。
なので、普通の抗がん剤は効かないそうですが、このタンパク質にのみ作用があるイマチニブという特効薬があります。(正規に売られてる商品名はグリベックといって、日本一高価な薬と言われています。イマチニブで効果がなかったり副作用がきつい場合はスーテントというものがあるそうです。)
この前人のGISTの掲示板でもみましたが、放射線治療が有効な場合もあるようです。
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Category: GIST
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猫二&テト

Author:猫二&テト
テト(杁池 茶美)の日常。
テトからもらった母さんの新しい名前。
杁池 芋子(いりがいけ いもこ)

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